おもな食物アレルゲン
免疫反応は、動物が自分のからだと異なる物質を認識したときに起こります。水分や無機質、糖質、脂質は、動植物でも人間でも共通の構造をしたものが多いため、免疫反応はほとんど起きません。
それに比べてタンパク質は、約20種類のアミノ酸が順番につながった複雑な構造をしているため、自分のからだと異なる異物として免疫反応のターゲットになるのです。そのため、食物アレルギーを起こす主な成分は、食べ物に含まれるタンパク質なのです。

卵、牛乳、小麦が全体の60%を占める
今井孝成、海老澤元宏:平成14年・17年度厚生労働科学研究報告書より