by宇野
1日24時間のうち、8時間はキッチンにいます。キッチンにいるのが大好きなのです。
子どもたちがまだ目を覚まさない早朝4時に起床。この時間から7時までが、誰にも邪魔されない私だけの時間です。
昨晩ベッドに入る前にちょっと頭に浮かんだスイーツレシピのアイデアを、実際に試作してみたり、今日子どもたちと遊びに行くおばあちゃんちへのお土産の米粉ロールケーキを焼いたりと、あっという間に過ぎてしまう3時間ですが、これが何より私の至福の時間なのです。
アレルギーレシピではスイーツを担当していますが、初期の頃に比べると、頭で考えたレシピを実際に作ってみても、だいたい想像した味になることが多くなりました(最初の頃はヒドかった!)。
そんな中でも、今月の『旬なレシピ』の「桃クリームのフィアンティーヌ」は、2年前からあたためていた自信作です。
アーモンドときな粉の味のパリパリクッキーと桃のクリーム、そしてちょっと甘酸っぱいイチゴのハーモニーが、自分で言うのも何ですが、とってもおいし〜い!
身近な材料で簡単にできるので、ぜひ作っていただきたい一品です。
今夜は、満開の桜と満月に誘われて、『ワインを飲みながら、月と夜桜を愛でる会』に出かけました。約束事は、“参加者全員がそれぞれ手作りした得意の料理を1品以上持ってくること”。
ほとんどのメンバーが、「はじめまして」という人たちだったけれど、ワイン通の人がセレクトした7本の素晴らしいワインとたくさんのおいしい手料理に囲まれて、「桜と満月、まるで“花札”の世界だね〜!」、「これおいしい!レシピ教えて。」、「このワイン、花の香りがする!」etc、賑やかな宴が始まりました。
みんな歳がいくつで、どんなバックグラウンドを持ってる人のか、そんなことは誰も聞かないし、関心もない。ただおいしいものを一緒に食べて、同じ時間を過ごすことを、みんな心から楽しんでいる・・・。
「おいしいものを一緒に食べるって、心と心を繋ぐんだな〜。」と、ほろ酔い気分で、しみじみと感じた宵でした。