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ごきげんはうす
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季節の上手な過ごし方【秋編】



【衣替えの準備 】



記録的な猛暑が続いた今年の夏。9月もまだまだ残暑が続くとか・・・。

そうはいっても、確実に秋はやってきます。特に9月も半ばすぎになると、今まで寝ていた夏の寝具では風邪をひきそうなくらい、急に朝晩が冷え込んでくることがあります。

9月に入ったら秋の訪れにそなえて、そろそろ夏の暑い時期にしまってあった毛布や掛けふとん、敷きふとん、秋の洋服の入れ替えの準備をしておきましょう。


「夏の前には、全部洗濯をしたり、クリーニングに出したりして、きちんとしまったから大丈夫?」いいえ、いくらきれいだからといって、今年のようにジメジメした雨ばかりの湿った梅雨と猛暑が続いた夏の時期には、高温多湿の押し入れやタンスで増えてしまったダニの糞や死骸やカビの胞子、防虫剤の付着など、注意が必要です。そして、まずそれらをできるだけ取り除くことが重要になります。

●秋・冬用の寝具類
 押し入れから出して、ダニ・カビ・ほこりを部屋にまき散らさないよう掃除機をていねいにかける。洗えるものは、丸洗いする。→ 日光に干す。 → 日光で死んだダニの死骸、干している間についた花粉、ほこりを掃除機をかけて取り除く。→ 日をおいて何度か掃除機をかける。
押し入れの中もしっかり掃除機をかけ、風を通しておきましょう。


●秋の衣服
 タンスから取り出したら、そっと洗濯場まで持っていき、洗濯機に入れて洗う。クリーニングに出して1か月以上たったものも同様に洗うか、掃除機をかける。洗えないものは、ていねいに掃除機をかける。
衣類を出して洗濯機に持っていったら、着ているものや髪の毛はほこりを取り除くため掃除機をかけるか、着替えをすることも忘れないようにしましょう。


●暖房器具の使い始め
・しまってあったファンヒーターは、ファンのほこりを掃除機で吸い取り、窓をあけて部屋の換気をしながら(できれば屋外で)30〜1時間動かす。

・ホットカーペットは、使う前に(できればカーペットをクリーニングに出し)掃除機をかけて数時間通電し、カビやダニを死滅させる。→ 何度か掃除機をかけてダニの死骸やカビを吸い取る。

・エアコンを『暖房』に切りかえるときは、できればエアコンを洗う専門の業者に依頼して掃除・点検をしてもらってから使用する。この場合、アレルギーがあることを伝え、安全な洗剤を使用してもらう。

・自分でする場合は、部屋の換気を十分にしておいて、エアコンを運転させる。→ エアコンのパネルをはずして、消毒用のエタノールを入れたスプレーをファンに吹きかけ、カビを付着させて吹き出す。

作業をする場合は、必ずマスクを着用し、作業が終わったら、髪の毛、洋服に掃除機をかけるか、着替えをすることも忘れないでください。
とにかくエアコンのフィルターはカビの棲みか。換気を十分にしたうえで、ふだんから定期的に掃除機をかけてカビを取り除いておきましょう。


『食物依存性運動誘発アナフィラキシー』に注意



秋といえば、スポーツの秋。さわやかな秋晴れの下、運動会やスポーツ大会、また昼食後の休み時間など、アレルギーっ子もからだを動かす機会が多いことでしょう。

そんな時に、知っておいていただきたいのが『食物依存性運動誘発アナフィラキシー』です。
ある特定のものを食べた後に運動をすると、じん麻疹から始まり、喘息様の症状を経て、短時間のうちにショック症状にいたるような即時型のアナフィラキシー症状をおこすことがあります。その食べ物だけでは何も症状が出ないのに、食事と運動の両方がそろって初めて、短時間に複数のアレルギー症状が現れるのです。
なぜそのようなことが起こるのか、運動により食物の吸収が高まる、運動自体で反応が活発化する、などが推定されていますが、残念ながらそのメカニズムはまだ解明されていません。
発症年齢でもっとも多いのが、小、中学校から大人にかけての年代で、原因食品としては小麦が60%、えび・かに が30%と、その2種類で原因のほとんどを占めています。
食後2時間以内の運動で発症することが多く、風邪薬などの非ステロイド系の消炎鎮痛薬を飲んでいると、さらに起きやすくなることが報告されています。

その対応としては、

1. 運動前には原因となりうる食品を食べない。
2. 原因となりうる食品を食べた場合は、食後2時間は運動を避ける。
3. 風邪気味のときや、体調がすぐれないときには運動しない。
4. 運動中に、皮膚に違和感やじん麻疹が出現したら、運動を中止し、担当教諭や養護教諭に連絡する。

を徹底することです。

日頃から、スポーツ好きのアレルギーっ子には、突然発症してパニックにならないよう、『食物依存性運動誘発アナフィラキシー』のことや、その対応方法を話し合っておきましょう。

<食物日誌はわが家の財産>



食物日誌は、特定の食品にアレルギーがあるかどうかを見きわめるための有効な方法です。「もしかして食物アレルギーかな?」と疑った時点で、食物日誌をつけ始めましょう。

「でも、いったい何をどう書いたらいいの?」と悩んでいらっしゃる方に、書き方のポイントをまとめました。『食物日誌のつけ方』を参照。この図は保存・コピーできます。

1. 日付の欄には、天候や気温、できれば湿度も書いてください。
2. 食べたものは、献立だけでなく、調味料・油・食材まで、とにかく全部書き込みましょう。
3. 人体図には、湿疹やじんましんが出た場合、どの部分に出たのかを斜線や点線でわかりやすく描いて下さい。その時の湿疹の状態、かゆみの有無も書き込みましょう。  
4. 日常生活の欄には、服薬などの治療内容を書き込みます。これは今後の治療方針に重要な役割を果たします。またその日の体調全般について、風邪気味で鼻水が出たとか、下痢をしているとかの症状も書きましょう。また外出、外泊など日常生活で変化のあったことなども書き込んでいくと、病状が悪化した場合に原因をつきとめることができます。

そうはいっても、毎日食物日誌を書いていくのは大変なことです。
でも、食物日誌をつけ始めると、いろいろな発見があります。「ふだん気がつかなかったけど、同じような食品に偏った献立になっていたんだな〜。」とか、「わが子は何でもよく食べる子だと思っていたけど、実はかなり好き嫌いが多い子だったんだ。」とか、家族みんなの食生活を見つめ直すきっかけになります。

まずは1週間続けてみましょう。1日ごとの献立のバランスが見えてきます。そして、1カ月続けてみましょう。1週間単位の食のバランスがよくわかってきます。
さらに頑張って3カ月続けてみましょう。そうすれば、食物日誌が単にアレルギーの原因となる食材を見つけるためのものだけでなく、治療の経過を把握し、病状を観察し、さらに家族全員の食生活を改善するための日誌になっていくはずです。


<保育園・幼稚園の選び方>



春は新しく環境が変わる季節です。
アレルギーっ子も1歳を過ぎて育児休暇も終わり、4月から仕事に復帰しようと準備されているお母さんも多いはず。保育園も決まり、主治医からの診断書をもとに給食やおやつの対応、アレルギー発症時に飲ませる薬、園で過ごす時の注意点など、保育士さんや栄養士さんとしっかり話し合いはできていますか?
今までずっとアレルギーっ子と一緒に過ごしていた時期とは違い、わが子が目の届かない場所で過ごすことの不安は大きいと思います。ここで保育園と十分コミュニケーションをとっておけば、その不安も軽くなるはずです。
(入園・入学までに確認することは、「季節の過ごし方春編」を参考になさってください)

アレルギーの対応については、現状では保育園や幼稚園の対応はマチマチです。
今年はまだ自分の手元で育て、来年から保育園・幼稚園に入れようと考えていらっしゃるお母さんもいらっしゃるでしょう。「近くに保育園や幼稚園もいろいろあるけど、どこに行かせたらいいのかしら?」と思案されているお母さんのために、保育園・幼稚園の選び方のポイントをあげてみました。

●食物アレルギーをもつ子どもを受け入れた経験がある園かどうかで選ぶ

今までにアレルギーっ子を受け入れた経験がある園だと対応にも慣れていますが、その対応はどの程度なのかを具体的に確認しておきましょう。体験入園を利用したり、アポイントをとって、実際に足を運び、園長さん、保育士さん、栄養士さんに「今までアレルギーを持つ子どもを受け入れた経験があるか」、「その場合は、具体的にどんな対応をしたのか」、「除去食はどの程度してもらえるのか」などを直接聞いてみてください。

●園長さんなど責任者がアレルギーの対応について、しっかりと考えているところを選ぶ

その園の最高責任者の対応で、その施設がどんな園なのかだいたいの状況がわかります。「あ、食物アレルギーですか?大丈夫、任せてください」などと軽く安請け合いするような園には要注意です。
初対面での話し合いで、なかなか本性をみきわめるのは難しいかもしれませんが、園児のこと、園の環境整備、食物アレルギーの知識、給食やおやつに対する考え方や具体的な対応など、食物アレルギーに真剣に取り組んでいるかどうかはわかるものです。

複数の園を見学したり、アレルギーっ子をもつお母さんたちの交流会などに参加して先輩のお母さんたちから情報をもらったりして、それぞれの長所、短所を比較検討したうえで『安心してわが子を預けられる園』を選んでください。


NPO法人ヘルスケアプロジェクトが運営する食物アレルギーっ子のための献立サイト〜広島発〜
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