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ごきげんはうす
アレルギーを持つ子どものママたちは、毎日が心配の連続です。
そんな悩めるママたちに、チームアレルギーのスタッフが、実体験を通して、エールを送るお話です。

【第7話】一歳の誕生日を迎えて

2018/04/27 00:01:04
お誕生日の日は、
夫の両親と私の両親を招待し、
家族でお祝いをすることになりました。

かず君には、

鯛を焼いて、茹でたアスパラとブロッコリー、
ケーキはジャガイモとサツマイモを茹でたものを
ケーキに見立て、
MA−1ホイップクリームで飾り付けをして、
ろうそくを立てて、お祝いをしました。

とりあえず症状は出ず、お祝いの会は無事終了。

終始ニコニコして、とてもゴキゲンなかず君を前に、

夫の両親は

「かわいそうに・・」

の言葉ばかり。

食物アレルギーに理解がない義父母の態度が、
私にはとても辛かったことを覚えています。

鯛が大丈夫だったことから、
安心して魚を少しずつ食べさせ始めました。

ひと月くらいたった頃、
便に明らかな血が混じっていることに気がつきました。

かかりつけ医に相談したところ、
それは母乳をあげているせいだと言われ、MA-1を飲ませることしました。

しかし母乳をやめても便に血が混じることが続いたため、
かかりつけ医に電話で状況を告げると、
対応できないから他に行くようにと言われ、困惑しました。

仕方なく予防接種にかかった病院に電話をかけ、
慌てて連れて行きました。

何がどうなっているのかわからず、
不安でいっぱいでした。

点滴をした後、先生から

「とりあえず入院しましょう」

と言われ、初めての入院をすることになりました。

家では、
哺乳瓶や食材の取り扱いから衣類の洗剤にいたるまで、
かなり気をつけていたので、
入院生活は大丈夫だろうかと看護師さんに相談すると

「ふだん、そんなに神経質に育てているの?」

と冷たく言われました。

入院中は食事は無くミルクだけで、
血便はおさまり、2,3日で退院できました。

その時に、紹介されアレルギー専門医と出会いました。

あとでその紹介状に

「神経質なお母さんです」

としっかり記載されていました。

確かにこの頃はかなり神経質だったと思うので仕方ありませんが、
神経質にならざるを得ない状況もあるのです。

「そこを理解して対応していける医療者でありたい!」と、
看護師である私は強く思いました。




【第6話】栄養とれてる?

2018/03/29 08:49:26
生後11か月になりました。
体重が増え、つかまり立ち、伝え歩きと成長は順調でした。
なん語も増えて、絵本を読む時間を多く持つようにしました。

朝起きて、ご飯を食べ、昼ご飯を食べてお昼寝、おやつを食べて、
公園に行って、晩ご飯を食べ、お風呂に入って寝る・・・
1日のリズムもでき、病気もすることなく、
元気で過ごしてくれていました。

食物アレルギーをもつお友達との交流も多く、
除去食の生活にも少しずつ慣れてきました。

この頃よく作った離乳食は、
葛きりを使ってうどん風にしたものや、
野菜たっぷりにおじや、
ニンジンやブロッコリーのスティック野菜など、
シンプルなものばかりでした。

今のように携帯電話がカメラ付きではない時代でしたので、
離乳食の写真はありません。
「デジカメでも、撮っておけばよかった」と思いますが、
毎日の笑顔の写真を撮ることの方が忙しく、
それが何より楽しい時間でした。

とはいえ、

「体は大きくなっているものの、栄養的には大丈夫だろうか?」

と心配にはなっていました。

タンパク質はほぼ摂取できていないままでしたし、
1歳のお誕生日も近づいてきて、
お祝いをするのもどうしようかと悩み始めていました。

【つづく】

【第5話】 ラテックスアレルギーも発症

2018/01/22 17:11:20
まだ私の低迷期は続いていました。

かずくんは、少しずつハイハイもスピードが出てきて、
「絵本取ってきて・・」というと、
大好きな『じゃあじゃあびりびり』の絵本を
持って来ることができるようになりました。

一人遊びの時間も、少しずつ長くなってきたある日のこと。
家事をしながら、ふと振り返ると、口のまわりに蕁麻疹・・・。

「何をくわえているのかな?」と見ると、
お弁当の蓋のパッキンを口に入れていました。

「これは何?ゴム?ゴム=ラテックス?」

またまた、私の不安材料が出てきました。

“ゴムアレルギーがあるとバナナが食べられない”と、
何かの本で読んだことを思い出しました。

「果物もダメなの??私が妊娠中、便秘のため毎日バナナを食べていたせい??」

自分が、
かずくんの食物アレルギーの原因をつくってしまったのかと、
落ち込みました。

血液検査で、やはりバナナは陽性でした。
ラテックスも陽性でした。

「風船で遊べないのか・・・」

どんどん世界が狭くなっていくのを感じました。

不安がさらに強くなり、
私はもうどうしたらいいのか、わからなくなっていました。

【つづく】

【第4話】 同じ悩みをかかえた友に癒されて

2017/10/04 09:36:48
生後7か月になりました。

以前一緒に働いていた同僚が、私より少し前に出産していて、
子どもに食物アレルギーがあり除去をしていると聞き、
少し離れたお宅まで訪ねたこともありました。

除去食のしんどさをわかってくれる友達に、随分と癒されました。

「またがんばろう!」

と思えました。

それからも彼女とは私が仕事を再開するまでは時々会って、
刺激をもらう関係が続きました。

教えてもらった本を必死で読み、
「食物負荷試験」という言葉を知ったのもこの頃でした。

「こんなことしてくれる病院があれば、私もいろいろ試せるのにな・・・」

と、思いました。

受診していた皮膚科で再度血液検査をして、
卵と牛乳は100以上と高値でしたが、
小麦が少し低めだったので、
少しずつ小麦を始めるように指導されました。

マカロニを少し食べさせ始めました。

5個にすると頬に1つ蕁麻疹が出るので、
4個なら大丈夫!と、食べさせていました。

今思えば勝手に免疫療法をしていたんですね。

私も母乳を与えながら、
1日1回パスタを大量に食べていました。

ベビーフードを全く使用できない離乳食。

主食は、A-cut米、芋、パスタを回転させ、
野菜は、何とか食べるものが増えてきましたが、
たんぱく質がほとんど摂れていない状況が続いていました。


【つづく】


【第3話】ママ友と外出先で

2017/08/22 19:53:39
かずくんは、生後6か月になりました。

ハイハイの形になるも、前に進めず

「どうやって動けばいいの?」

と、そのままの姿勢で固まっていた姿が
思い出されます(^^)


相変わらず
食べられるもの探しが続く毎日でした。

血液検査で陽性の卵・牛乳・小麦・大豆・米以外の食べ物を探しました。
きび、あわ、ひえなど、
自分が今まで食べたことのないものを調理するのは大変でした。

ほぼ母乳でしたが、体重は順調に増えていたので、
それだけは安心していました。


ある日、妊娠中の母親学級で知り合ったお友達と
子連れで会うことになりました。
会ってまだ数分経っていたでしょうか。
かずくんの顔に、はっきりとした蕁麻疹が出ていました。

その周囲には食べ物らしきものはなく、
薬を持ってくるのも忘れていたため、慌ててかずくんを連れ、家に戻りました。
幸い内服してしばらくすると蕁麻疹は治まりましたが、
どうして蕁麻疹が出たのかが、わかりません。

後日、その時遊んだお友達が、

出かける前に家でヨーグルトを食べてきたと聞き、

そういえば、
その子のおしゃぶりを、かずくんがなめていたことを思い出しました。


「え??そんなことで症状が出るの?」
「遊びに行くこともできないの??」

と、
私の不安はますます大きくなるばかりでした。


【つづく】

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