ミッション

食物アレルギーの治療・管理の原則は
正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去』です。

わが子が「もしかして食物アレルギー?」と思ったら、まずは専門医のところで何が原因食物なのかを診断してもらいましょう。

その診断にもとづいてドクターから最小限の原因食物の除去の指示が出ますが、「ピーナッツアレルギーならナッツ類も全部ダメなのね」とか「いわしを除去しなさいと言われたけど、他の青魚も心配だからやめて、白身魚だけを食べさせておきましょう」などと勝手な判断をせず、まずは正しい知識を持つことが大切です。

誤った知識や心配だからと過剰な食事制限を長く続けることは、成長期の子どもの栄養障害をまねく可能性もあります。
食物アレルギーに精通した私たち管理栄養士と、食物アレルギーについて、食品について、栄養について、表示の読み方について、ごいっしょに学んでいきませんか。

食物アレルギーの正しい知識をマスターしたら、次はおいしいお料理をつくること。

ちょっとした工夫や代わりの食材を使うことで、症状を起こさずにたくさんの種類の安全な食べ物をおいしく、家族みんなで食べることができます。
そんなレシピを私たちは700以上考えました。

みんなの笑顔が見たいから。
その一心でわたしたちは日々アレルギーっ子の支援に取り組んでいます!

さぁ、今日からは「食べてはいけない」から「食べられること」へ。
食べていいものを増やしていくこと。これが、わたしたちのミッションです。

スタッフが寄り添います


NPO法人ヘルスケアプロジェクト 理事長
チームアレルギー代表
鉄穴森 陽子
(Kanamori Yoko)

広島女学院大学大学院修士課程修了
研究分野は食物アレルギー

管理栄養士
広島県アレルギー疾患医療連絡協議会委員
日本アレルギー学会会員

病院勤務を経て2005年に「NPO法人ヘルスケアプロジェクト」を設立。2008年に食物アレルギーを持つ親子を支援するウェブサイトの「チームアレルギー」を開設し、現在に至っています。
代表として、食物アレルギーっ子の栄養相談や料理教室、レシピ開発、保育園・学校・企業でのアレルギー研修会講師などの活動をしています。
また大学講師として、子どもの食と栄養、健康科学、調理学、食育について指導しています。

【趣味】
発酵食作り。胃腸の不調に困っていた時期に、意識的に発酵食品をとるようにしたら劇的に体質が改善!それ以来すっかり発酵食にハマってしまいました。『発酵』を極めようと資格を取り、今では我が家の冷蔵庫の中は手作り塩麹・手作り甘酒・手作り味噌・手作り生あげ醤油・手作り納豆・手作りキムチ・手作りぶどう酢・手作りみりんタルトetc etc、発酵食品倉庫と化してしまったものの、冷蔵庫の扉を開けるたびに幸せな気分になるのでした。

【ひとこと】
このサイトがアレルギーっ子やその家族の皆様のお役に立てるよう、心を込めて作り上げていきたいと思います。「悩んだときに、いつもそっとそばに寄り添って励ましてくれる親友のような存在になれたら。」それが私たちの目標です。



チームアレルギー副代表
宮﨑 世志子
愛媛県出身
広島女学院大学人間生活学部 管理栄養学科卒業
管理栄養士・防災士
愛媛県松山市アレルギーっ子の会 スマイルkids代表
厚生労働省アレルギー疾患対策推進協議会委員

大学卒業後、管理栄養士として病院などで栄養指導に関わる仕事を続けてきました。現在3人の子育て中です。長男のアレルギー発症をきっかけに、患者会を立ち上げ、アレルギーや防災について勉強を深めているところです。

【趣味】
洗濯干し。洗濯物をたたむのは苦手ですが、いかに早く乾くかを気にしながら、洗濯を干すのが毎日の楽しみです。
あとは、元気をもらえる愛媛プロレスの観覧です。「プロレスで愛媛を元気に!」を理念に、地域をPRするご当地レスラーさんたちが、『地産知笑』を推進しています。子どもからお年寄りまでファミリーに愛される愛媛のヒーローです。

【ひとこと】
モットーは感謝と笑顔を忘れないこと。アレルギーっ子の母としての子育てとともに、出逢えたかけがえのない人たちとの一期一会の大切さを日々実感しています。
特に災害や減災に関して、私が経験したり学んだことをもとに、『今できること』を皆さんにお伝えしていきます。



チームアレルギー広報担当
松村 愛子
広島県出身
広島女学院大学大学院修士課程修了
管理栄養士

 

大学院では食品の化学的な側面から考察した食物アレギーについて研究していました。
現在は専門学校の講師として、調理・製菓・製パンを、食品化学の面から理解を深めていけるよう指導をしています。

【趣味】
旅行と西洋芸術。美味しい食と美しい文化を求めてどこへでも!ちょっとした暇を見つけては旅行に出かけています。それが何よりの自分へのご褒美です。
以前は苦手だった語学も、食欲のためなら継続してしまう単純な性格の持ち主です。

【ひとこと】
お菓子作りやパン作りは、これっぽっちもできない、食べる専門です。
けれど、「おいしい」を分かち合えることを、誰もが当たり前であってほしい。この思いをいつも大事にしています。
一般の方にもっと食物アレルギーを理解してもらえるよう、わかりやすく正確に伝えていきます。



管理栄養士
澁谷 美歩
広島県出身
県立広島大学人間文化学部
健康科学科卒業

 

大学では食品学研究室で、米粉パンの研究をしていました。
元食物アレルギー専門のパンとお菓子の店「Harunohi」店主

【趣味】
米粉を使ったパンとお菓子を作るのが好き。仕事もプライベートも米粉一色で、まさに米粉オタクです。
餅状の物体を作ったり、カチカチのクッキーを作ってしまったり・・・失敗もたくさんしてきましたが、やっぱり米粉のパンとお菓子はおいしいし、まだまだ未知な部分が多くて抜け出せません。
趣味はおいしいお店を巡ることですが、「これを米粉に置き換えたら、どう作ればいいのか?」などと、ついつい米粉のことを考えてしまう毎日です。

【ひとこと】
常にアレルギーっ子のお母さんの立場に立ち、家族みんなが笑顔で楽しい食生活が送れるよう、安心・美味しい・手軽なレシピを、これからもどんどん提案していきたいと思っています。

 



管理栄養士
能地 奈央子
山口県出身
東京農業大学応用生物科学部 栄養科学科卒業

 

大学卒業後、管理栄養士として病院、行政で栄養に関わる仕事をしてきました。現在はクリニックの栄養士として、栄養相談を行なっています。

【趣味】
茶道を始めて17年になります。「お茶室の静謐さの中にある凛とした佇まいが好き」なんて言うと、ちょっとカッコつけすぎかしら?
のどかな田舎で長年育ってきたせいか、自然の音を聞いたり、青い空、青い海をボーっと見ていると、心がとても落ち着きます。

【ひとこと】
食は、身を育て、心を育てます。
「心身ともに健康で、笑顔の絶えない食卓」をめざして、簡単でおいしいレシピを考えていきます。



管理栄養士
朝日 綾子
広島県出身
広島女学院大学
大学院修士課程修了

大学院では食物アレルギーの研究をしていました。現在は大学や専門学校の非常勤講師として、応用栄養学、公衆衛生学を教えています。

【趣味】
大の旅好き。ひそかに鉄道ファンだったりもします(笑)。家族でご当地グルメを求めて、北へ南へ・・・。また、旅から帰ると、手描きイラストや旅先での想い出グッズいっぱいの旅行記作りに没頭しています。もう何冊になったかなぁ。私の大切な宝物です。

【ひとこと】
子どもの笑顔を見ると、すごく幸せな気持ちになります。私も1人の母親となり、今まで以上にその気持ちがよく分かるようになりました。アレル ギーっ子と、そして、その家族の皆さんが、笑顔で食事ができるようなレシピを考えていきます。



心理カウンセラー
福田 理恵
島根県出身
島根大学教育学部
(心理学専攻)卒業
広島カウンセリング
スクール修了

小学校教師、塾講師を経て、現在心理カウンセリングの「スペースI」主宰。広島県女性会議にて、女性のあらゆる悩みに答える電話相談業務にも従事しています。

【趣味】
街をブラブラ歩くこと。お店をのぞいたり、カフェでお茶を飲みながら歩いている人を眺めたりしているのが好き。最近、再び書道といけばなを始めました。

【ひとこと】
子どもたちは社会の宝物。ひとりで子育てをしようとすると苦しくなります。たくさんの人たちの手を借りて、大変な子育てを楽しみましょう。微力ですが、そのお手伝いができればとても嬉しいです。



チャイルドマインダー 
宮内 恭子
島根県出身
北九州市立大学文学部卒業
 

児童養護施設での勤務を経て、日本におけるモンテッソーリ教育の第一人者である松本静子氏に師事。現在は国際モンテッソーリ教員の資格を取得し、幼児能力開発教室「もんて」を主宰しています。
(モンテソーリ教育(Montessori method)とは20世紀始めにマリア・モンテッソーリによって考案され、子どもの自主性、独立心、知的好奇心などを育み、社会に貢献する人物となることを目的とする教育法。
この教育を受けた有名人は、Amazon.comの創設者ジェフ・ベゾス、googleの共同創設者サーゲイ・ブリン、ラリー・ページ、wikipediaの創設者ジミー・ウェールズ、日本では将棋の藤井聡太竜王などがいる。)

【趣味】
壮大な歴史小説が好き。ベッドのそばに、いつも分厚い本を何冊か積み重ねています。その中の1冊を手に取り、物語の中に自分が入りこんで主人公のイケメンと恋愛したり、悪人をやっつけたりと想像を脹らませながら読み進めていくと、いつのまにか朝になっていたりすることも。

【ひとこと】
子どもは生まれながらに自らの才能を開花させ伸ばす力を持っています。成長の過程で、ある物事に興味を持ち、スポンジのように吸収していく敏感期が幾度か訪れます。
モンテソーリは、その時期を大人が決して見逃さないように後押ししてあげることが大切だと教えます。
私も微力ながら、お子さまの才能や個性を伸ばすお手伝いができれば嬉しく思います。



アレルギーエデュケーター・看護師
若葉 素子
広島県出身
国立福山病院附属
看護学校卒業
日本小児難治喘息・アレルギー学会会員

長男の食物アレルギーをきっかけに、広島市のアレルギー専門のクリニックの門をたたき、現在看護師として勤務しています。平成25年に、小児アレルギーエデュケーターを取得しました。

【趣味】
次男の中学進学を機にお弁当作りに目覚めました。「今日はどんな顔して食べてくれるかな?」と楽しい想像をしながら鼻歌まじりで作っています♪。娘のカバンなどの小物を作ることも好きです。仕事をしているので、なかなか時間がとれませんが、3人の子供たちとゆっくりおしゃべりすることが、何より幸福な時間です。

【ひとこと】
長男のアレルゲンの卵・牛乳・大豆除去の食事は大変でしたが、手作りをする楽しさを経験することができ、そのことは、今の食事作りにも活きています。私自身苦しかった時間を過ごしたので、アレルギーとうまく付き合っていけるよう、患者さんやそのご家族のお力になれれば嬉しいです。



防災士 
高田ミナ
愛媛県出身
(株)エール・民間学童保育ベースg-kids代表取締役
放課後児童支援員
防災士

「じぶんの命は自分で守る」生活する中で命を守る術を共に考え、防災キャンプや炊き出し訓練を子ども中心に実行しています。

【趣味】
アウトドア、火を囲む、バイク、車、何もないものから形を作ること、石や自然とお話することも大好きです。
子どもたちと一緒に命について、生き方について話し合う事は、私にとってはとても大切な時間です。

【ひとこと】
私のエネルギーとなるアレルギーとの出会いは「宝物」です!
アレルギーも、「g-kids」ではみんな当たり前の事として考えています。できない事を見つけるよりできる事、自分がやる事を、いっしょに見つけていきましょう。



レシピ開発
井手本 絵津子
三重県出身
調理師

 

勤務先の食品会社で、野菜やくだもの、肉、魚など食材に対する目を養いました。
現在は子育て世代のお母さんを対象に食育インストラクターとして、各地で活動しています。

【趣味】
新しいお店や食べたことのないもの、美味しいものを犬並みの嗅覚でクンクンと探し求めて、どこまでも行きます。気がつけば近隣の県なんて、わが家の庭みたいになってしまいました。

【ひとこと】
二人の娘を子育て中です。次女がアレルギーをもっていますが、家族みんなが同じものを美味しく楽しく食べる事をモットーにしています。最近は米粉の皮でよく餃子作りをします。誰が食べるの?ってくらいのジャンボ餃子やバラの花の餃子、いろいろな形の餃子ができて、娘たちは幸せそうな顔で完食します。
アレっ子が『食べることが大好きな子ども』になるよう、お手伝いできればとても嬉しいです。



レシピ開発  
大畑 千恵子
島根県出身
手作りケーキの店
「フレンズ」オーナー

 

子供が小さい頃、安心安全でヘルシーなお菓子を与えたいという思いから、手作りのケーキやクッキーを作っていました。ご近所におすそ分けしていたところ、おいしいということが口コミで広まって注文がくるようになり、ついにお店をオープン。現在にいたっています。

【趣味】
農園を借りて、無農薬やオーガニックの野菜作りをしています。採れた野菜はサラダやドレッシング、ジャム、ケーキの材料に変身。採れたての野菜のおいしいこと!自然の恵みに感謝です。また、最近は「道の駅」を巡り、めずらしい食材を買ってはお菓子作りのヒントにしています。

【ひとこと】
今までは卵、ミルク、バター、小麦粉たっぷりのお菓子を作り続けていました。お店にアレルギーをもつ子のお母さんが何人か来店されるようになり、「卵を使わない、生クリームを使わないケーキを作ってください」という注文も増えてきました。試作をくりかえし、失敗しては落ち込む日々。でも最近、卵も乳製品も小麦も使わなくてもおいしいお菓子が作れるようになりました。今では毎日、アレルギーっ子に喜んで食べてもらえるよう、レシピ作りに励んでいます。



アドバイザー
妻木 陽子
広島県出身
広島女学院大学大学院
人間生活学研究科
生活科学専攻 修士課程修了
徳島大学大学院
栄養生命科学教育部
人間栄養科学専攻
博士後期課程修了
栄養学博士・管理栄養士
日本アレルギー学会会員

現在、広島女学院大学 人間生活学部 管理栄養学科の准教授として、基礎栄養学やライフステージ別栄養学を教えています。
またゼミでは、食物アレルギーに関する卒業論文の指導も行っています。

【趣味】
実家の庭で、両親や夫とバーベキューをすることです。炭火で焼くと、何であんなにお肉は美味しくなるのでしょうか。そして、畑でとれた野菜も一緒に焼く。大好きなビールを飲みながらワイワイガヤガヤ・・・低予算で贅沢な時間です。

【ひとこと】
食物アレルギーとの出会いは、大学院生だった20年程前です。その頃に比べると今では食物アレルギーに対する世間の認識は大きく変わりました。その背景には、数々の研究報告、食品企業の商品開発、教育現場での理解、そして何よりアレルギー患者家族の活動という賜物があったからこそと思っています。
大学教員として食物アレルギーの治療に役立つ研究を進めていくと同時に、毎年行っている食物アレルギーっ子のデイキャンプの活動を通して、食物アレルギーに対する知識と理解を持つ管理栄養士を一人でも多く輩出できるよう努めていきたいと思っています。



顧問
坂井堅太郎
Sakai Kentaro
福岡県出身
長崎大学大学院水産学研究科
修士課程修了
徳島大学大学院栄養学研究科
授業担当講師
栄養学博士

日本栄養・食糧学会代議員・学会誌編集委員、日本栄養改善学会評議員・中国地方会幹事、日本アミノ酸学会評議員、日本アレルギー学会会員、日本農芸化学会会員、日本ビタミン学会会員、米国生化学会会員、米国免疫学会会員
現在、徳島文理大学、人間生活学部食物栄養学科教授として、生化学、基礎栄養学を教えています。専門分野は「食物アレルギーとアミノ酸に関する栄養学的研究」です。

【趣味】
収集している音楽CDが20,000枚入るボックスがいっぱいになるほどの音楽好きです。ジャンルは問いませんが、ジャズに関しては時間を忘れて講義(?)できるほどの愛着をもっていると自負しています。最近は、お気に入りのTAKAMINEのギターで、「ノルウェーの森」を演奏するのが日課です。

【ひとこと】
かねてから食物アレルギーに関する研究を行っていく中で、患者の方とその家族をサポートするためには、管理栄養士や心理カウンセラーなど多職種の人々との関わりが不可欠であると感じていました。team-allergyの顧問として、これまでの研究で築いてきた知見や経験をもとに、スタッフを見守っていくとともに、より充実した活動内容となるよう、助言していきたいと思います。

 

About us

特定非営利活動法人 ヘルスケアプロジェクト

あらゆる世代の人たちが健康で楽しくイキイキ暮らせるように、栄養と運動の両面から、地域に根ざした健康づくりをサポートしたいと、2005年に管理栄養士、健康運動指導士、心理カウンセラー、ケアマネージャーなどが中心となって設立したNPO法人です。

乳幼児世代では食物アレルギー、小児肥満、食育のための活動、中高年世代ではメタボリックシンドローム予防のための食事と運動指導の活動、また高齢者世代では低栄養と転倒予防のための活動など、それぞれの専門家がプロジェクトを組んで活動しています。

とくに乳幼児で食物アレルギーが増加している昨今では、食物アレルギーをもつ子どものご家族が毎日の食事作りと生活管理でストレスをため込んでいらっしゃるケースを多く見かけます。

そこで、食物アレルギーを専門とする管理栄養士が集まってプロジェクトを組み、『チームアレルギー(Team-Allergy.com)』というウェブサイトを立ち上げました。このサイトではアレルギー対応レシピや日常生活のポイントやお悩み相談、防災、全国の患者会の紹介など、食物アレルギーのお子さまのご家族が「今一番欲しい情報」をお届けしています。

またウェブサイトの運営以外にも交流会や勉強会、キャンプ、イベントなどの活動を行っています。

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